<病態>
胃の中でヘリコバクターピロリ菌が存在することにより、胃の粘膜を障害して、胃炎をおこしたり、胃の粘膜の萎縮をすすめたり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を起こす原因になったりします。
<診断方法>
胃の粘膜を採取する方法、便中の菌を調べる方法、血中の抗体を調べる方法などにより診断します。
<治療>
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)により胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍の確認をした上で、ピロリ菌陽性であれば、除菌治療をします。
内服薬を1週間服用します。
除菌判定は、胃の粘膜、便で検査する場合は内服終了、1か月後、血中抗体検査は6ケ月後に行います。
<生活の上での注意点>
除菌治療中(1週間)の飲酒は控えてください。
その後、生活面では暴飲暴食を避けたり、規則正しい生活リズムを送っていただくことが望ましいと思われます。また、定期検診の受診をお勧めします。
次のような症状にお悩みの方はご相談ください。
症状に関する関連用語も記載しております。
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症状として、
胃の不快感を感じる、胃痛がする、食後に胃が膨れる、胸やけがする、胃のムカムカ感が続く、胃がもたれる、食欲がない、吐き気がする、胃が張っている、腹部が痛む、胃酸が逆流してくる、胃のしこりを感じる、胃腫瘍が心配になる、便が黒い、吐血する、食後に腹痛が強くなる、胃潰瘍が心配、胃の調子が悪い、腹部の不快感が続く、胃酸過多、
が出るなどがあります。
症状に関する関連用語として、
ピロリ菌検査、内視鏡検査、血液検査、呼気検査、便検査、胃炎、ピロリ菌除菌治療、抗生物質、プロトンポンプ阻害薬、ピロリ菌除菌薬、胃の生検、胃腸科受診、胃の健康管理、胃薬、胃の内視鏡、消化不良、ピロリ菌による胃炎、ヘリコバクターピロリ感染、胃の消化不良、食事制限、アルコール制限、ストレス管理、胃ポリープ
等があります。